こんにちは。
京都や大阪など関西でロケーションフォトをしておりますKansai Musubu Photo フォトグラファーの川上裕介です。
今回は、【成人式前撮り】感動エピソードご紹介という内容で記事を書きます。
-はじめに-
私は、フォトプロダクションに入社してから写真の仕事を始めました。
そのフォトプロダクションは婚礼撮影を中心に行なっており、撮影の度に感動的な瞬間に出逢うことができ、やりがいを感じていました。
そのフォトプロダクションに入社してから、別拠点で1ヶ月間の研修のチャンスをいただきました。
その拠点では婚礼撮影に加え、成人式前撮り後撮りも行なっており、私はここで初めて成人式写真を撮影しました。
結婚式の撮影では、両親へのスピーチなど感動的なシーンが多く、撮影を行いながら感動する場面もありましたが、成人式前撮り後撮りではそのような場面がなく、少し物足りなさも感じていました。
研修を終え、所属拠点へ戻り、撮影内容も婚礼だけとなり、振袖での前撮り後撮りを行う機会は無くなりました。
フォトプロダクション退社後、婚礼撮影だけでなく、成人式の撮影経験もあったため、成人式前撮り後撮りを始めました。
実際に成人式前撮り後撮りを撮影させていただくと、婚礼撮影と同じくらいに素敵な瞬間をお客様のおかげでご一緒させていただいていると感じるようになりました。
-感動エピソード例-
私という人間は一人しかおりませんし、お客様もお一人おひとり特別です。
お嬢様の成人の記念撮影をご両親が付き添われ撮影をさせていただいた際のことです。
お父様が当店に成人式のロケーションフォトをお申し込み下さりました。
初めてお会いした際、お嬢様とお父様のご関係は良さそうに感じましたが、お嬢様とお母様は少し行き違いがあるように感じました。
それは、お母様がお嬢様に笑顔を送っても、お嬢様が不機嫌そうにされていて、感じ取れましたし、母娘での会話がなかったので、そのように感じました。
当店の成人式前撮りでは家族写真も追加料金なしで撮影をさせていただいており、ご家族での写真や親子での写真を撮影すべきか迷いました。
「いつか写真を見返していただいた時に、あの時に撮っておいて良かった」と思っていただければ良いかと判断し、母娘お二人でのカットを撮ることを私は決めました。
「お嬢様とお母様お二人のお写真も撮影させてください」と申し上げると、お二人とも少し戸惑ったような表情を浮かべられました。
何枚か撮影させていただいた後、「せっかくの機会なので、お嬢様はお母様の腕を抱き締めてください」とポーズのお願いをしました。
お嬢様は明らかに不機嫌な表情となり、私は「しまった!やりすぎた!」とその瞬間、猛省しました。
それでもお嬢様は、お母様の左腕をそっと掴んで下さりました。
私がお母様のお顔を見るとお母様は涙をこぼされていました。
お嬢様もお母様の表情を見られ、ウルッとされていました。
その後、晴れやかな表情のお二人を撮影させていただくことが出来ました。
私からはご家族に少し不和があったなどプライベートなご質問は行いませんでしたが、後日、データを納品させていただいてからお父様よりメールにて色々と教えていただきました。
-当店の考え方-
成人されるまでには、お一人お一人様々な経験をされると思います。
良い出来事も起こりますし、つらい出来事も起こります。
私は、成人式の記念撮影が単に「振袖姿のお写真を撮影されたい」というご要望のお客様だけではないことを知っています。
「成人を迎えられるご本人様の幸せを願うご家族のお気持ち」や「ご家族へのこれまでの感謝」を表現できる機会というお考えのお客様もいらっしゃいます。
私は、何度も成人式前撮り後撮りをしています。
しかし、お客様にとっては、はじめての成人式前撮り後撮り。
素晴らしい機会をいただいているという気持ちで撮影に臨んでいます。
婚礼撮影も楽しいですが、成人式の晴れ着姿の撮影もとても楽しいです。
-Kansai Musubu Photoの撮影プラン-
当店では、以下の撮影プランでの撮影が可能です。
ご予約は、以下の問い合わせフォームまたはお電話でご予約をお願い致します。
電話:090-8038-0033
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 投稿日2023年9月23日
Comments