川上裕介
それでもなりますか??副業カメラマンの実際
こんにちは。
大阪や京都など関西でフォトグラファー 、写真教室をしております川上裕介です。
今回は、それでもなりますか??副業カメラマンの実際というテーマで記事を書きます。
「会社が副業可能になったので、何かビジネスをやりたい」や「いろんなブログでカメラの副業は簡単って書いてあった」と思われていませんか。
カメラを副業にするか迷われていらっしゃれば、ご一読下さい。

<結論>
副業としてのカメラマンは、おすすめしません。
<副業カメラマンの実際:デメリット>
1、機材の価格が高い
副業としての写真業をおすすめしない最も大きい理由です。
お客様を撮影されるとして、どれだけの機材を揃える必要があり、また揃えた場合の費用感を計算してみてください。
フルサイズのメインカメラやサブカメラ、レンズ、ストロボ、SDカード、PC、レタッチソフト、カメラバッグ・・・。
おそらくかなりの金額になるでしょう。
では、いくらで撮影サービスを売り出した場合、どれだけの期間や撮影回数、時間をかければ、それらが回収できるのでしょう。
すぐには、元が取れないビジネスであることは明白です。
また、円安や半導体不足などの影響もあり、機材の価格は上昇しています。
数年前を基準にした場合、その当時のフルサイズの一眼レフと現在のミラーレス一眼の値段は大きく乖離しています。
また、円安や半導体不足が続いた場合、さらにその差は広がります。
2、競合が多い
出張撮影サービスに登録しているフォトグラファーの数を調べてみましょう。
これは、あなたの想定範囲としている商圏と重複するカメラマンの数ということです。
例えば、あなたが大阪市で出張撮影のサービスを売り出したいと考えているとします。
Googleで「大阪 出張撮影」と検索しましょう。
まずは、出張撮影のシェアリングエコミーや法人が上位にヒットします。
そこには何名のカメラマンが登録しているでしょうか。
また、下位の表示では、フリーカメラマンなどがヒットすると思います。
果たして、現在から参入し、口コミや評価を既に得ているライバルもいる中で
集客ができるでしょうか。
3、撮影以外に時間がかかる
当然のことながら、フォトグラファーはシャッターボタンを押すことだけが仕事ではありません。
ロケハンを行ったり、お客様と事前のやり取りをしたり、消耗品を購入したり、購入した領収書の情報を会計ソフトに入力したり、データのレタッチを行ったり・・・と多くの付帯作業が発生します。
もし、副業カメラマンではなく、例えば、飲食店でのアルバイトを行なった場合はどうでしょうか。
勤務時間外にこのような作業を無償で行うことはないと思います。
4、慣れるまではプレッシャーもある
お客様は撮影料金を支払われています。
つまり、それに相応しいデータや写真を納品する必要があります。
「自分では良い写真と思うけど、お客様からどう評価されるかな」や「ピントが外れませんように」、「ちゃんと撮れているかな」というプレッシャーは慣れるまではあると思います。
<副業カメラマンの実際:メリット>
1、好きな写真撮影を仕事にできる
趣味でカメラに取り組まれている場合、その延長線上で副業としてカメラマンになることが出来ます。
好きを副業にできるので、楽しいと思います。
2、お客様の評価を直接受けられる
撮影や納品データの評価を直接、受けられることはとてもやりがいがあります。
私自身「川上さんに依頼して良かった」や「妹の成人式撮影もお願いします!」と言われるととても嬉しいです。
本業で、お客様から直接の声をいただくことが出来ない職種に就いている場合は、新鮮な体験だと思います。
<まとめ>
今回は、それでもなりますか??副業カメラマンの実際という内容で記事を書きました。 そして、費用の回収がなかなか難しいという理由などから、副業としてのカメラマンは、おすすめしないということをお伝えしました。 やりがいメリットもあるので、力試しという意味で取り組まれたい方はチャレンジする価値はあるかも知れません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
home: https://www.yusukekawakami.com
<最終更新日:2022.6.18>