- 川上裕介
【撮影のお役立ち】失敗しないレンズの選び方
更新日:2020年4月13日
こんにちは。
関西で、フォトグラファー 、写真教室をしております川上裕介です。
今回は、失敗しないレンズの選定方法について、記事を書きます。
皆さまのフォトライフに少しでもお役立ち出来れば、幸いです。
あくまで私個人の考えなので、こういう考えもあるのだなあと参考程度に読んで頂ければ、
幸いです。

<この記事を書く背景>
先日、カメラ教室をしていたところ、受講者様よりレンズ選びについてご相談いただきました。
その方は、APS-C専用のレンズをお持ちだったのですが、フルサイズ機でもマウントが同じであるならば、それが使えると考えられていました。
果たして、そのレンズはフルサイズ機で使用できるのでしょうか?
結論としては、『ケラレ』が生じるため、写真としては成立しません。
*ケラレをご存知ない方は、googleで調べてみましょう!
この記事では、レンズ選択で、少しでもお役立ち出来そうな情報をお伝えします。
<1、フルサイズ機用のレンズはAPS-C機に装着が可能>
背景の項目で、APS-C専用のレンズはフルサイズ機に装着すると、ケラレが生じて、写真として成立しないと記載しました。
そこで、フルサイズ機用のレンズはAPS-C機に装着が出来ないと思われませんでしたか?
フルサイズ機用のレンズはAPS-C機に装着が可能です!
つまり、今後、フルサイズに移行を検討する可能性がある方は、フルサイズ機用のレンズを選ぶと将来的にも安心です。
ただし、フルサイズ機用のレンズは、APS-C機用のレンズに比べて高額です。
その点も、考慮ください。
<2、レンズメーカーの商品も検討する>
レンズを選ぶ際に、メーカー純正のレンズにこだわっていませんか。
私も、以前はそうでした。
しかし、最近はレンズメーカーの商品も検討するようにしています。
理由は、メーカー純正の同等品に比べて、圧倒的に安価であるためです。
野鳥撮影やスポーツの撮影をする場合、オートフォーカスの速さから、純正レンズを選択されるのは間違っていないと考えます。
しかし、趣味で風景を撮影したり、ポートレートを撮ったり、花を撮ることに関して記載するならば、レンズメーカーの商品でも十分です。
サードパーティーのレンズを選択し、余った予算で更にレンズを追加することも可能です。
そうすることで、写真の表現やレパートリーを増やすことも可能です。
ただし、注意点があります。
カメラのファームウェアのバージョンをアップした場合、サードパーティのレンズが十分に機能しない可能性があります。
その場合、レンズ側もバージョンアップする必要があります。
その点も考慮されると、良いでしょう。
ちなみに、私は先日、タムロンさんの28-75mm F/2.8 Di III RXD(Model A036)というソニーEマウント用のレンズを購入しました。
実は、この商品はtamronとsonyでライセンス契約を結ばれ、Eマウント仕様書に基づいて作られたレンズなのです!
安心感がありますよね。
レンズメーカーの商品もご検討ください。
tamron: https://www.tamron.co.jp
sigma: https://www.sigma-photo.co.jp
<3、新品にこだわらない>
レンズを選ぶ際に、新品にこだわっていませんか?
中古品であれば、用途にあうレンズを安く購入することも可能です。
また、インターネットでも中古品を購入することが可能です。
私が、よく購入するのは以下のカメラ店です。
・カメラのキタムラ
そして、オススメの買い方は、キタムラで中古品を予約して、自宅から近い店舗に
取り寄せを行う方法です。
そうすることで、実物を見て購入を判断することが可能です。
取り寄せは、全国のキタムラの店舗から行えますので、商品の選択肢も豊富です。
以前、ある通販サイトからレンズを購入し、失敗した経験があります。
それは、タバコの匂いが付着していたことです。
私は、タバコの匂いが苦手であるため、そのレンズを使うことが出来ませんでした。
キズやスレ、ゴミ、バルサム切れを確認することは重要ですが、匂いも気にするべきだと
学びました。
中古品を検討される際には、ぜひ考慮ください。
<4、何をどのように撮るためにレンズを購入するのかを明確に>
レンズには、特徴があります。
自分の用途、つまり、何をどのように撮るためにレンズを購入するのかを明確にしましょう。
私の知り合いに、風景の写真を撮影しているのに、85mmの単焦点を購入した方がいらっしゃいました。
その方がおっしゃるには、「ポートレートも撮るから」とのことでした。
85mmでも風景を素敵に撮影することは可能ですが、それが自分のイメージ通りでは無かったようです。
つまり、自身のイメージに近い写真を撮るために、どのレンズを購入すべきか、しっかり考えましょう。
<5、オールドレンズもオススメ>
オールドレンズ、つまりフィルムカメラ時代に作られたレンズで写真撮影を行うことが、
SNS上で流行しています。
instagramで確認いただければ、素敵な柔らかい雰囲気の写真にたくさん出会うことが出来ます。
インスタ映えを狙うならば、1本購入しても良いのではないでしょうか。
ちなみに、カメラとレンズを結びつけるマウントアダプターがあれば、デジカメでもオールドレンズを使用することが可能です。
私は主に以下、2本の低価格なオールドレンズを保有しています。
1、Super Takumar 55mm F1.8 大阪のカメラ店にて、5,000円で購入
2、HELIOS-44-2 キタムラにて、8,000円で購入
オールドレンズは、商品によって明確な特徴があります。
どういう柔らかさやボケを出したいか、それをイメージしながら、オールドレンズを選びましょう。
<まとめ>
1、フルサイズ機用のレンズはAPS-C機に装着が可能
2、レンズメーカーの商品も検討する
3、新品にこだわらない
4、何をどのように撮るためにレンズを購入するのかを明確に
5、オールドレンズもオススメ
参考になりましたでしょうか。
私のフォトスクールにもぜひ、遊びに来てください。
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。
素敵なカメラライフを楽しみましょう♪
<最終更新日:2020.4.11>